 |
服部:
ニュージーランドのクラブはどんな感じですか?
岡村さん:
オーストラリアは都市ごとにクラブチームがあるん
ですけど、ニュージーランドはもっと細かく約30ほ
どの地域ごとにクラブが運営されています。オース
トラリアと違ってクラブの数が多くて、クラブ内のチ
ーム数が少ないです。それと地域によって力の入
れ方に差がありますね。
服部:
へぇ、ぜんぜん知りませんでした。オーストラリアも
ニュージーランドも同じようなもんやと思ってました
よ。
岡村さん:
ニュージーランドはアカデミーでの指導法が確立
されています。チーム戦略からタックルやボディコン
トロールなどの個人スキルやトレーニング方法に
いたるまで。テキストやDVDなどラグビー指導の
ための教材も製作され販売されています。指導法
が一貫しているからラグビースタイルに一貫性が
あるんですよ。
服部:
そうなんですかぁ!プレースタイルについて言うと
、バックスのサインプレーとかは?
岡村さん:
日本のように細かいサインプレーは無いです。
服部:
プレイヤーのアドリブというか?
岡村さん:
そうです。基本的な決め事はありますけど。クラブ
レベルでは、代表チームに参加していた選手がク
ラブに帰ってきたときにサインプレーを合わせたり
する時間もないですからね。でも、代表レベルにな
ると決め事がすごく多いんですよ。マニュアル化さ
れています。5次か6次攻撃までやることが決めら
れてて。考え方としては、グラウンドを上から見て
地域ごとに升目に分けるんです。それで1次攻撃
ではどこの地域へどんな攻撃を仕掛けて2次はどこ
、3次はどこへ、というように。 |
 |
服部:
日本ではそこまで決め事は作らないですよね。
岡村:
子供への指導にしても日本とは違いますよ。例え
ば、パスは必ずしも相手の胸に放るのではなくて
、取れる範囲ならどこへ放っても良いと教えるんで
す。手の届く範囲にパスされて取れなかったら、そ
れは取れなかったプレイヤーの責任だと。あと、
日本人はトップレベルのプレイヤーを除いて、だい
たいみんなボールを持った時に決まった人にしか
パスできないですよね。ニュージーランドは「でし
ゃばり」が多いというか、ひとつのシチュエーション
でボールキャリアーに対して俺にパスをくれって良
いコースに走り込んでくるプレイヤーが何人もいる
んです。そうするとボールキャリアーはパスの選択
肢が多くなるわけです。
*うーん、目からうろこだらけの南半球ラグビー。めっちゃ勉強になりますね! |
 |